そして誰もいなくなった・・2

(気味が悪い・・・)
とはいえ、やるべきことはやらなければならないので後には引けません。
今なら携帯電話で・・・というところですが、当時はそんな魔法の機械はありません(^_^;

スマートホンなんか、ドラエモンのポケットから出てくる道具の領域です。
薄気味悪さを感じながら道具の段取りを続けていると、向こうの方からトボトボと歩いてくる一団がいるではありませんか。あのニッカポッカには見覚えが・・・
「帰ってきた・・歩いて?なんでまた?(@_@)こんにちは~!!」
「お~ペンキ屋のニイちゃんか(^^;)いいところに車止めたな・・今日はソコおいといていいよ」
「なんか有ったんですか?駐車違反の取締?」
「それだけならよかったんだけどよ~(^_-) タイル屋さんがいけねぇんだぜ!」
「おいおい俺だけじゃなかったろ~(^_^; 連帯責任って言われたべ」
もう一人、板金屋さんは苦笑い・・・
「若い婦人警官のネェちゃんがやってきてさ、駐車違反だから今すぐ車を動かせって・・」
「でも、セメント練ったばっかだからそんな暇ねぇっていったんだ」
「ちょうどそんときだったんだな・・・」
「だから後で動かすっていったんだ。それをネェちゃんが今すぐやらないとキップ切るってうるせえから。だから言ってやっんだ。見てわかんねぇのか、仕事でとめてんだからシカタネェベって(違法です)コンだけ広い道なら充分車通れるじゃねぇか!って(それでも違法です)」
「他の皆さんは?」
「見てた(^_^;)」
「大声だったから外に出て見てた(^^;)」
「そしたら、ネェちゃん泣き出しちゃってよ~帰っちゃったんだ(^o^)(犯罪です)」
「泣くとは思わなかったなぁ(^^;)(^^;)」
「で、片づいたって思って(大間違いです)タイル貼り始めてたらよー(^_^;)」
「今度は男の警官が三人やってきた(^^;)(^^;)」
「公務執行妨害で逮捕する!」
「むちゃくちゃだぁ~(^^;)(^^;)(^^;)(合法です)」
「ホントに逮捕されちゃったんですか(^_^;)」
「警察連れてかれそうになったんで、謝り倒して勘弁してもらったんだ~(;_;)」
「三人でな(-_-;)ペコペコ米つきバッタさ~」
「で、遠~くの駐車場に車置きに行って来た。(^_^;」
「俺もな(^^;)その場の雰囲気でよ~、持ってったけど・・・敷地の中だからよかったんだよな。後で気が付いたけど(これは合法です)」
「大工さん一人残ってたら、まだずっと怒られてたべ!(^o^)」
「なにいってんだコラ、今度絶対一杯おごれや~(=_=)」
僕がこの話を兄から聞いたとき一番最初に思ったのは

「その婦警さん、警察署のアイドルだったんだな(^^)きっと(いや、普通に公務執行妨害だから)」


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