環境に優しい施工 4

東京都府中市の外壁塗装、塗り替え業者、有限会社不二塗装です。
府中市はもちろん、調布市、小平市、昭島市など東京都多摩地区を中心に塗り替え、リフォーム施工を行っております。

環境に優しい塗料の開発は今現在も続けられています。まさしく日進月歩ですね。
環境測定の検査項目はその他にもホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)の5項目。トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン、パラジクロロベンゼン。
検査が義務づけられた初期には、規制前の建材などの影響で施工前から数値が高めの場合があったので事前検査も行う必要があります。

これは今でも同じですが、以前ある小学校で施工前検査を行ったらその時点で基準値超えの結果が出てしまって大騒ぎになり、原因の究明に乗り出す事になったとか。
低学年の教室だった事から徹底的に調べたのだけれどなかなか結論が出なかった。天井、壁、床、棚、掃除用具入れなどどこも近年に工事を行ったことがない・・
「ひょっとすると教材では」と、各教室にある備品をチェックしていったところ、なんと新一年生が背負うランドセルに各自が取り付けていた黄色い「ビニールカバー」これが発生源だったそうです。
今でもたまに通販などで激安で購入したゴム製品がやたらとガソリン臭いことがありますが、あれなんかも厳密に検査したら引っかかるのではなかろうかと思いますね。
この時のカバーは規制前に製造されていたためノーチェックだったこと、新品だったこと、何よりも数が多かったのが検査に引っかかる要因だったらしいです。
もっともこれは何十年も前の話なので、今販売されている製品には問題ありませんのでご安心ください。
私の経験から言いますと、検査に問題がある時は人間の鼻にもそれがわかるほどの臭気を感じる事が多いようです。
もっとも我々は塗料のシンナー臭には慣れてしまって・・・

「クロス屋さん~今日はお先です!」
「帰るの? 忘れ物だよペンキ屋さん!」
「え(^^;)?なんか置いてある?」
「匂いだよ(^o^) シンナーの」
「ごめ~ん・・・クンクン・・・そんなに臭う(^_-)?」
「これがわからないんだ・・・(^^;)体に気を付けてね」

というくらい鈍い。意識的に監督さんや他の業者さんの意見を聞いてみたりしたものでした。
匂いに鈍くなってくると、ついつい換気もおろそかになってきたりするので本当に要注意なんですけどね。
例えばこんなことがありました。水性のクリヤーが登場する前、床面に溶材系クリヤーを二回程塗りました。
もちろん窓は全開ですよ。補修だったので面積は一坪、三㎡ちょっとでした。
午後二時過ぎに塗装組合の健康診断があったので昼には作業を打ち切って帰りました。
その健康診断で尿検査があったのですが数日後、現場に親父がやってきて

「おい!お前たいへんだぞ(@_@)!組合から電話で緊急で再検査しろって!」
「へ? 組合の健康診断?」
「尿検査の結果が異常だって! いったいお前なにしたんだ?」
「え?(*_*) ウ~ン・・・なんかしたっけかな?」
「とにかくもう仕事はやめて病院行け!」
「いやちょっと待って・・そうそう。クリヤーだ!床にクリヤー塗ってた
「クリヤー?(^^;) 午前中?」
「そうそう(^^;) 窓開けて」
「防毒マスクは?」
「忘れちゃった(^^;)」
「そうか・・・それだ(=_=)了解」
「え・・?もういいの(*_*)」
「ちゃんとマスクしなかったらそうなるよ。有機溶剤をあまくみたらイカン!厳重注意!!」
「そんなにすぐ検査でわかるぐらい影響が出るんだ・・・」

どんなことでも慣れたときが一番危ない。
昔は防毒面や騒音に対してイヤーマフ(耳当て)などしていると「大げさなヤツ」とか馬鹿にする風潮がありましたがこれは大きな間違いでしたね。
笑われてもいい。体が資本です。


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