点検詐欺にご注意 1

東京都府中市の外壁塗装、塗り替え業者、有限会社不二塗装です。
府中市はもちろん、日野市、調布市、国立市など東京都多摩地区を中心に塗り替え、リフォーム施工を行っております。

昔だったら大雨による被害は台風の季節と限られていたのですが、昨今の異常気象によるゲリラ豪雨。

ここ数年短時間で大量に降った雨による浸水、雨漏りが増えましたね。
普段は何気なく通っている道路に大きな冠水が起きてしまって驚く。
台風でも冠水したことはなかったのにどうしてなんだろうと首をかしげる事があります。
もちろん雨水、下水の排水量が追いつかなくなって逆流という社会インフラ的な問題が原因なこともあるんですが、
「待てよ・・」
と、長靴を履きジャブジャブと水の中に入っていくと、道路脇排水口が落ち葉やゴミで塞がれてしまっていたのが原因だった経験ありませんでしょうか?
以前にも取り上げたことがありますが、これと同じ事が建物の屋上やベランダでも起きていることが多いです。

本格的な梅雨の季節といいますか、ゲリラ豪雨の警報が出たときなどはベランダや屋上の排水口を改めて点検しておくことをお勧めいたします。
もっとも比較的規模の小さい建物ですと屋上に上がる階段が設けられていないためどうしてもメンテナンスがおろそかになります。

近くに大きな庭木があったり街路樹がある場合には意識して雨漏りや樋からの漏れがないか点検を行って、怪しい場合には実際に確認をする必要があります。
とはいえ、

「近所で工事を行うので挨拶に来たのですが・・・」
「近所で工事をしているものですが・・・」

と、『名刺も持たず』『工事期間の詳細を書いたチラシもなく』ふらりと手ぶらでやってきた作業服を着た職人風の男に点検を頼むことは絶対にやめてください。
こういった手合いは、何らかの口実で玄関先に顔を出してもらうことが目的で声をかけている場合が多く、皆さんと話す機会を作るために方々を歩いているだけです。
そして、話を聞いてもらえるチャンスが出来たら

『お宅の屋根の瓦がずれてる』
『スレート屋根が剥がれている』

と、もっともらしい事を言われ信じてしまうと簡単な補修で法外な料金を請求される詐欺が多いのです。
この詐欺は「シロアリ消毒」などと同様に昔からあるのですが、最近また増えてきた気がします。
巷に流れる『闇バイト』という言葉が罪の意識を軽くさせているからなのでしょうか。
当社の長年のお客さんの中にもそのような詐欺と思われる訪問を受けるお宅が少なくなく、心配になって連絡をくれるお客さんがいます。
一通り話を伺って明らかに詐欺と思われるケースであっても、私共の説明でお客様の心配が収まらない場合たしかたなく延長梯子を担いで点検、写真も撮ってお見せしてやっと安心させることが出来る場合が有ります。
長くこの商売をやっている事もありますが何十回この詐欺未遂のために、何の問題のない屋根の点検をしたことでしょうか。
それでも

 

「詐欺の被害に遭わなくてよかったですね」

 

と笑って済ませることが出来てよかったと思っています。
しかしちょっと困ってしまうこともあって・・・
施工前のご近所のご挨拶の際、この手の詐欺と思われて警戒されることがあるのです。

「お宅は本当に工事の挨拶に来たんだね」

着工後、声を掛けられたことがありました(^_^;
やはり一度屋根関係の詐欺にあってしまった経験があったそうです。


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