ライン引きあれこれ 5

東京都府中市の外壁塗装、塗り替え業者、有限会社不二塗装です。
府中市はもちろん、調布市、国立市、町田市など東京都多摩地区を中心に塗り替え、リフォーム施工を行っております。

駐車場のラインというものは、いわゆる経年劣化により少しずつ摩耗退色したり欠けたりと年々視認性が落ちていくものです。
かといって完全に新規でプロの土木屋さんに『溶融型路面標示用塗料』で発注をかけるほどの傷み具合とは言えない・・
こういった場合、既存のラインをそのままなぞる形で上書き塗装してほしいという依頼もありました。
このケースでは墨出しなどもする必要もなく、使う塗料も速乾性なので駐車場を半分使用規制して、完了後に残りの半分を塗装するといった施工をしたりします。
もちろん台数の多い駐車場に限った方法です。
スムースにいけば効率のよい仕事の部類ですが、ごくたまにトラブルも起きたりします。
例えばこんなことがありました。
公立の公共施設で40台ほどの駐車スペースがありましたので半分ずつの施工計画を立てました。
利用者が集中する時間もはっきりとした施設だったので何の問題もなく終わりそう。
前日の夜に許可をいただいてカラーコーンバリケードを設置しに行ったのですが、がらんどうの駐車場にポツンと一台だけ乗用車が止まっていました。
テレビでコマーシャルをしているような大手メーカーの社名が書かれていたので

「はて(^_^;?事務所で打合せ中なのかなぁ?」

とりあえずその車を含まない形で半分バリケードをして引きあげました。
翌日朝一番に現場に行くと、昨夜の車はそのまま。
半分の駐車場を昼までに仕上げ開放しながら、残り半分をバリケードで閉鎖・・・まだ例の車がそのまま有ります。

「どうなってるんだろ?」

いくら地面に線を引くだけとはいえ、すぐ隣りに車があるのは困ります。仕方がないので事務所に行って・・・

「株式会社OOさんはこちらにおいでなんですか?」
「え?知らないけどなぁ」
「昨日から営業車が止まったままなんですよ」
「昨日から? 変だなぁ・・ちょっと見てみよう」

二人そろって駐車場に戻るとやはりまだそこには『株式会社○○』の車が居座っています。

 

「うーん電話してみようか・・」
「かけちゃいます?」
「いいでしょ。車に書いてるんでしょ?」
「ありますよ」
「どれどれ・・・この車ね。番号は・・・もしもし。わたくし府中市○○文化会館の館長で△△というものなんですがお宅の営業車・・・車体番号****が工事中の駐車場に駐車されたままになっていて移動をお願いしたいんですが・・・はいそうです・・・住所は東京都府中市・・・ハイハイよろしくお願いいたします

ガチャ

「折り返し電話してくれるって。ちょっと待っててねペンキ屋さん」
「そうですか」

ピピピ・・

「はいそうです。ん? 現場に直行してるハズ? 都内の?(@_@) それはおかしいですねぇ・・盗難にでも遭ったのかな? 確認してもらえますか?」

ガチャ

「あらあらたいへん。盗難車ですか」
「いや・・・違うと思う(^o^)」
「はい?」
「よく駐められちゃうんだよ・・(-_-;) 利用者以外の車をね。この車も何回かみかけたことがあるなぁ」
「あらら、そういうことですか」

ピピピ・・・

「はいどうも・・連絡が取れない? それは心配ですね(^_-)。訪問先に確認をとってみたらどうですか?

そう言って館長は僕に向かって舌をペロッと出しました。


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