幕板等の塗替作業(傷みの激しいケース2)

東京都多摩地区、神奈川県南部を中心に一般住宅の外壁塗装、塗り替え、リフォーム工事を施工しております、有限会社不二塗装です。

シーラー処理

今回は前回の続きで窯業系の幕板、飾り枠の塗装について写真を元に順を追って説明させていただきます。

高圧水洗浄、ケレン作業が終わって塗膜の脆弱部分を取り去ることが出来ました。

ここで一度下地にシーラー処理を行います。

シーラーというのは下地と塗料、下地骨材の密着を高めるために塗装する物で、下地の種類と使用する上塗り材料により様々な種類が存在します。

ここでは塗料メーカー奨励の溶剤系シーラーを塗装しています。

シーラー処理完了

溶剤系、弱溶剤、水性系、浸透性、2液形、特定の上塗り材専用のシーラー・・・

それぞれの特徴をもつシーラーが数多くありますが、下地、上塗り材に適したシーラー材を選択し使用するのがもっとも大事です。

シーラ塗布完了後、窓枠の穴の奥にあるボルトには念のためさび止め塗料を塗布することにいたしました。

主材のパテにチューブ入りの硬化剤を添加し、混ぜ合わせることで硬化が始まります。

この後、塗膜欠損部、開口部に再びパテ処理を行うわけですが、今回は車両板金修理によく使われるポリエステル樹脂の二液硬化型パテを使用します。比較的高価なパテですが、扱いやすく耐水性は折り紙付きです。

このため手元で少量ずつ硬化時間をコントロールしながら使用することが出来るのも長所と言えます。このため手元で少量ずつ硬化時間をコントロールしながら使用することが出来るのも長所と言えます。

ビス部分に錆止め

そして硬化時間も早い為、待機時間を減らすことが出来ます。一度で平滑にならない場所は数回に分け、パテを充填し、そのたびにペーパー掛けを行う大変地味な作業ですが、ここで手間をかけるかどうかで仕上がりが決まると言っても過言ではない工程です。我々がよく言うの言葉「この工程さえ終わってしまえば、後はするりと終わっちゃう」部分。これがこの工程でした。「トムソーヤの楽しいペンキ塗り」に含まれていない部分ですね(^_^;)

ここまでの工程にかなりの時間がかかる物として施工計画を立てておりましたが・・予想通り、いや予想以上に時間がかかってしまいました。

数回に分けてパテ処理
数回に分けてパテ処理

 

 

 

 
 
パテ処理完了
パテ処理完了

 


一覧ページに戻る