DIY塗装のコツ 刷毛について

東京都府中市の外壁塗装、塗り替え業者、有限会社不二塗装です。府中市はもちろん、小金井市、稲城市、立川市など東京都多摩地区を中心に塗り替え、リフォーム施工を行っております。

世の中いろんな趣味がありますが、最近特にブームなのかなと思うのが「Do-It-Yurself」つまるところの「DIY」ですね。
英語で表記されると目新しく感じますが以前は「日曜大工」なんて呼ばれていて古くから愛好家の方達がいらっしゃいます。
ブームを感じさせるのは最近あちこちに増えた巨大ホームセンターのせいなのかもしれません。電動工具から手持ちの工具、木材やブロック、セメント、タイル、壁紙・・・ないものはないぞとばかりにたくさんの商品が所狭しとなれべられており、感心することしきりです。
電動工具なんかですと「日曜大工モデル」と言って安いけれどもモーターなどの耐久性が落ちる安価なモデルがあるそうで、端的に言うと例えば連続して使える時間が短く(例えば10分とか)「それを超えて使う場合には機械を休ませる必要があります」なんて小さく書かれている。
大工さん達がこれをいつものように使ったらすぐに焼き付いて壊れちゃう。しかしながら一般の人が趣味で使う分にはそれほど長い時間を使うわけではないわけでこれで充分だし価格も手頃で両者WIN-WINというわけです。

他の業種につきましてはっきりとしたことは申し上げられないのですが、私の商売絡みの売り場を拝見すると塗装業界の専門材料店でしか手に入らなかった名のあるメーカーの定番塗料や刷毛、道具などもいくつか販売されていて驚きます。
なんかちょっと缶のラベルが違ってたりするときがあるのが気になりますが・・・流通経路が違うとこうなるのでしょうかねぇ(^_^;
まぁほとんどが初めて見る塗料で、「なんにでも塗れる」とか「オールマイティ」とか書かれていて「そんな便利なのがあるの(@_@)!」と驚くことも有りますが・・ウーンどうなんでしょう・・・帯に短し襷に長しなのかな。
でも何十種類もある塗料を塗装下地によって使い分けるのは難しいし、知識と経験が必要ですから「DIY」としてはOKなんだと思います。

道具もピンキリでそろってますね~(*_*)
刷毛なんかも僕らは昔、一本何千円もするような刷毛を保存箱に漬けて何年も使い続けていましたが、最近の硬化型塗料ではどう丁寧に扱ってもしばらくするとダメになってしまうんですよね。
そこそこ毛が抜けず含みが良ければ「それなりの刷毛でも良し」となってきていて使い捨てや、短いサイクルでの交換が主体になっています。

そう考えるとホームセンターの「万能刷毛」でも充分なのかなぁと思います。でも、うーんどうするのがいいのかな・・・
それでは、これらの売り場で並んでいる商品を使って自分で塗装することを考えてみましょう。
皆さんの参考になるかもしれません(^^)

刷毛なんですが、塗っている最中で毛が抜けるのはかなり作業中のテンションが下がるので少々値段が高くともしっかりとした毛質ものを選ぶことをお勧めいたします。

一つ使い始めのコツをあげると両手で刷毛を挟んでグリグリと「竹とんぼ」のように回転させたり、指先で良くもみほぐしながらしごくと抜け毛が浮いてくるのでこれを丁寧に抜き取ります。また目の粗いザラザラの板やコンクリート、ブロックなどの粗面や粗めのサンドペーパーの上で塗装するように刷毛を動かすと同様に抜け毛が浮いてくるので試してみるもの良いでしょう。
そして水性用なら水、油性用の場合はシンナー(本当はプリマオイルがいいのですが)に漬けて二、三時間ほうっておいてから良く水、シンナーをしごき落とし、ボロ布で拭き取ってから使用すると刷毛の根元が固まって開いてきてしまう現象を防ぐことが出来ます。

油性の塗料のものを使用した後は次回の使用時に再利用するのはよほど頻繁に利用することがなければ難しいですが(翌日や二三日後に使う場合なら塗料に漬けておくと固まりません)、DIYで使われるのは水性塗料が多いと思うので最近品質が向上した「ナイロン刷毛」を購入するのも良いかもしれませんね。

これなら使用後よく洗ってあげれば毛が固まることもかなり防げます。日曜大工用の一液型水性塗料の中にも反応硬化型の物が多く発売されているようですのでこれにも対応しています。

水性塗料の場合はよくよく塗料を洗い落とし、かつ水の中に一日漬けておいてから更に良く洗い陰干しすると再利用は可能です。特にナイロン刷毛の場合は毛が固まることが少ないので数回使うことが出来ると思います。
ただしナイロン等のいわゆる樹脂刷毛は毛腰が強いため刷毛目やかすれが出やすいのが欠点です。ですから少し希釈した塗料で数回塗装することを前提に仕上げていくといいでしょう。
最近では私達の使うプロ専用塗料の方も刷毛で塗ることよりもローラーで塗装することを前提に開発されているんじゃないかと思う製品が多いので、塗装面のほとんどをローラーで仕上げる方向で作業を進め、入り隅や見切り部分を細めの樹脂刷毛でフォローするのが良いかと思います。

ローラーについては次回また詳しくお話しさせていただきますね(^^)


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