ネジ山地獄の救世主 2

東京都府中市の外壁塗装、塗り替え業者、有限会社不二塗装です。府中市はもちろん、日野市、国分寺市、立川市など東京都多摩地区を中心に塗り替え、リフォーム施工を行っております。

何ごとも塵も積もれば山となり、ネジ外しも積もれば無限地獄と化す。
ムシムシと暑い夏の学校。流れる汗を拭きながらの単純労働・・・・

「もういやだ~」
「指にマメが~」

などとグチグチ言っていると、ここで逃げ出されたらたいへんと思ったのか親父が新兵器を手に入れてドヤ顔でやってきた。

「おうおう!お前らこれを使え!(^o^)」

それは今で見たことのないピストル型のドライバー。
グリップの部分が掌にすっぽりと収まり先の方だけがぐるぐる回るようになっています。

「このスイッチを切り替えると先っぽの回転方向が変わるぞ。こっちで右回り。こっちで左回り。逆方向には回らないんだ。ちなみに真ん中にすると固定になる」
「は~これは・・・凄い(@_@)」
「作った人・・・天才か(*_*)m」

ヤフオクにでていた同型レトロドライバー

早速プラスのアタッチメントを付けて、グッとドライバーの先を押しつけ、グリップ部分を左に動かす。
すると先端と共に当然ネジが回るが、力の入れ具合は掌に包まれたグリップ部分を手首のスナップでひねるだけ。指にかかる負担はほとんどありません。
ひねった手首を元の位置に戻すときにはクラッチ機能が働いて「カリカリッ」と空回りし、ドライバーの先端は回転しない。
そうやって最初の位置に戻してまたひねる。
今まで五本の指を使ってドライバーの軸を回転させる運動に比べれば、なんて楽チンなのでしょう!
そうです。今の時代ではDIYをする人ならまず間違いなく知っている、又は持っている『ラチェット式』ドライバーを人生ではじめて使った瞬間でした。
まさしく『必要は発明の母』
きっと世界のどこかにいた毎日、毎日、毎日ネジを回していたある人物が

『この人生はつらすぎる・・・・何とか出来ないものだろうか<(T_T)>』

私達と違って頭の良いその人は『ピコーン!』と神の啓示を受け

『そうだ!こうすれば・・!デケタ!特許とったる!(^o^)』

と発明したのでしょうねぇ(=_=)うんうん。
この新兵器の登場で作業効率がかなり上がり、かつ指の負担も減ったおかげでなんとかモチベーションを維持しこの地獄を抜け出すことに成功したのです。
ちなみに取り付ける方は外すよりかなり楽だった記憶があります。
とはいえ、「もう二度とやるもんか!」という仕事であったのは確かなことだった(^_^;)。
ですからその翌年、またまた小学校の内装塗替工事が決まった時には、勉強だか宿題だかがあるからと主張して親父のアルバイト募集を頑として受けなかったのでした。
さてさて、逃げ切れなかった兄貴はラチェットドライバーを握りしめて立った一人で無事に乗り切ることが出来るのか?
そのお話しはこれまた次回へと持ち越しです。


一覧ページに戻る