日曜大工さんの自信作

東京都府中市の外壁塗装、塗り替え業者、有限会社不二塗装です。府中市はもちろん、調布市、国分寺市、国立市など東京都多摩地区を中心に塗り替え、リフォーム施工を行っております。

最近は塗装から少しはなれた電動工具やDIY関連のお話しが続いていますが、せっかくなので思い出した話をここでもう一つ。
まだまだ駆け出しの職人だった頃、相棒と一緒にとある一戸建ての塗装工事に赴きました。
仕事も順調に進んで三時過ぎになった頃、そこの奥さんがお茶を勧めてくれました。

「さあさあ、どうぞペンキ屋さん(^^)、こちらに腰掛けて・・熱いお茶で良かったかしら?」
「いやいや、お構いなく・・・どうもすみません。ご馳走になります!」
「ありがとうございます!」

案内されたのは、建物から少しはなれたガレージ。
開いたシャッターの向こうには木で作られた棚があり、電動工具やノコギリなどがキッチリと整頓され並んでいました。

「あれ?御主人は職人さんですか?」
「いえいえそんなたいそうなものではなくて、日曜大工って言うんですか?休みになるとホームセンターで買ってきた木を切ったり釘を打ったりで・・・物を作るのが好きらしいんですよ。それだけのことで・・・」
「いやいや、結構なご趣味で(^^)」
「楽しそうだなぁ・・・」
「この長椅子も主人が作ったんですよ(^.^)どうぞ、どうぞおかけください」

見ると立派な縁台状の長椅子が置いてあり、お茶とお茶菓子が乗ったお盆が置かれていました。
幅は一間、つまり180㎝。奥行きは45㎝でしょうか、大人三人分が座れるように作られています。天板にスノコ状に張られた平板も厚みは充分。なかなかのものです。
が、しかし・・・・

「あれ・・・(^_^;?」
「これは・・・・(^^;)ヤバくないか??」
「だよな」

しっかりと作られた天板部分。しかし、そこから伸びているのは明らかに細い四本の材木。これがなんともアンバランスに見えます。
とりあえず残った材料で間に合わせたような足。
仕事で作り付けの縁台を塗る事も多い我々から見るとこの足四本で一本分の太さじゃなかろうかという貧弱さなのです。

「あの~奥さん(^^;)(^^;)これはまだ未完成では?」
「いえいえ(^^)主人の自信作だそうで。是非職人さんに使ってほしいと言われまして」
「(@_@)(@_@)え、あ~そうなんですか?」
「ハイ。どうぞどうぞ遠慮なさらずに(^^)」

ニコニコと笑顔の奥さんにそれ以上の事を告げるのははばかられる雰囲気に・・・

(・・・どうする?)
(ウーン、自信作と言うからには見た目以上に考えて作られているのかもしれないなあ(^_-))
(いやいや、とてもそうは思えないんだけど(=_=))
(かといって断るわけにも・・・)
(そうだよなぁ・・・(^^;) じゃあ、とりあえず茶碗は保護しないと)
(だな・・・)

以心伝心。腰掛ける前にまるで手で触ってもアブナイかのようにそっと茶碗を手に取り、掌で包み込みました。

「さあ、さあ、遠慮なさらずおかけになってください(^_^)」

やはりこれはどうしても座らないとダメらしい。僕らは顔を見合わせると

『もうどうとでもなれ!』とゆっくりと腰を沈めました。

ミシッ
「あれ?(*_*)」
「意外といけるかも(^o^)」

と言った瞬間に

バタ~ン!

四本の足があっさりと継ぎ手で折れると、僕らはその姿勢のまま水平方向に沈み込み、着地ました。

「ぐあ~ (-_-)やっぱり!」
「だよなぁ・・・だと思ったんだよ (=_=)うんうん」

納得顔の僕らとは対象的に驚き慌てふためく奥さん。

「あらたいへん!大丈夫ですか(*_*)!!」
「大丈夫です(=_=)(=_=)」
「ゴメンなさいね、まさか壊れちゃうなんて・・・やっぱり素人はダメね~!」
「いやいや、なかなかスムーズな壊れ方で(^^;)なぁ・・・」
「だね。(^o^)完全な着陸だった」
「そんな・・・(-_-;)お気を使わなくとも・・」
「いやいや、その証拠に(^_^)ほら」
「(^^)お茶がこぼれていません」


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