外壁塗装の流れ(コンクリート壁編)

東京都多摩地区、神奈川県南部を中心に一般住宅の外壁塗装、塗り替え、リフォーム工事を施工しております、有限会社不二塗装です。

今週は関西地区に被害をもたらした台風、その後の北海道の地震と心の痛む出来事が続きました。東日本大震災の時には亡父である前社長も府中市内で唯一の大怪我をしたり、計画停電、一連の物不足等様々な経験をいたしました。

施工前

今現在の現地の方々のご苦労が忍ばれます。心ばかりではありますが募金に参加させていただきました。一日も早く普段の生活が取り戻せるよう、心よりお祈りいたしております。

さて、当ホームページの施工実績ブログは脱線が多くて塗替工事の参考にあまりならいのではという意見もございまして、今回から数回に分けて、実際の工事の流れについて手順を追って簡単なご説明をしてみようかと思います。

当社では近年、デジタルカメラの性能向上と、パソコンの記憶容量増加により可能となった「施工時に、工程写真を撮ってお客様に差し上げるサービス」を行っておりますので、写真資料は豊富に残っておりますが、その中から個人情報に触れないと思われる写真を選んでご紹介させていただきます。

塗装工事見積のご要望が有りますと、当社では私が現地に赴きまして、ご挨拶の後、現状を観察、面積や長さの計測、現状の建物にもっともふさわしいと思われる塗料の選定を行い積算、御見積を行います。

高圧水洗浄作業

この時、屋根や屋上など、普段お客様がご自分で状態を確認することが出来ない部分に関してはデジタルカメラによって出来るだけ写真をお撮りしてお渡しできるように心がけています。

さて今回は鉄筋コンクリート造りの建物の壁面について施工の流れを追って説明したいと思います。

もちろん、これ以前にご近所へのご挨拶や、足場の架設を行ってからのお話です。

この部分は建物上部の壁面なので普段手を触れる事ができません。また北側の斜壁部分の真下に当たるので上部からの雨染みや苔の発生がみられます。

白い部分は飾り枠なのですが、後からこの型状の部材が取り付けられたものであり、モルタルのコテによる形成とは異なりました。

この飾り枠に部分的にみられる塗膜の剝離はこれを取り付けているビス穴を埋めるために使われていたパテの劣化による物です。

まずは何はともあれ「高圧水洗浄」旧塗膜の表面を清浄な状態にするためには欠かせない物です。特に「弾性塗料」の下地調整には必要不可欠です。

高圧水洗浄完了

また、磁器タイル洗浄などのカビ、苔による汚損に対しては、専用の中性洗剤とブラシを併用して洗浄を行っております。

和風の建物の軒や柱などに関しては「灰汁洗い」も行いますが、それはまた後日のお話として、右の建物壁面の場合は高圧水洗浄により十分、下地が清浄になりました。

家庭用の安価なタイプが普及することによって最近ではよく見かけることが多くなった高圧水洗浄機ですが、以前はお客様に「コイン洗車場で使う機械と同じです」と説明したものでした。

この状態の後良く乾燥を行ってクラックなどがある場合にはあらかじめシーリングにて補修を行っておきます。

飾り枠に関しましては使用材料を2液硬化形のウレタン塗料仕上げとなりますので、また工程が異なります。

 


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