ペンキ屋さんデジタル革命 5 最強のシステム

東京都府中市の外壁塗装、塗り替え業者、有限会社不二塗装です。府中市はもちろん、多摩市、三鷹市、拝島市など東京都多摩地区を中心に塗り替え、リフォーム施工を行っております。
この商売を初めて二十年ほどたってくると現場オンリーの職人(ある意味気楽なんですが)だけではなく、職長、それから現場代理人と経験を積んでいきます。そうなってくると避けて通れないのが事務仕事。特に役所関係は大量の書類が必要になります。

私も20年ほど前から役所関連の施工管理を行う立場になりました。

趣味としてのパソコンではなく、仕事としてパソコンを使う事になるんだなぁと感無量でした。

早速前社長である親父に質問です。

「この『着工届』だの、『使用材料許諾願い』だのの書式はどんな形なのかな?」
「それは簡単(^^)前に作った文章が機械に入ってるから。現場名替える。名前書く。はんこ押す。こんな感じ」
「あ、なるほど。前のがあるんだもんね。なるほど・・・」
「そうそう。どうってことはないの。前のが使えるんだから」
「日誌なんかも?」
「うんうんあるよ~ここにはいってる。これは枠だけだから一日一日ちゃんとサボらず書く」
「人工の合計は?」
「前の日分にたしていけば良いからそんなに大変じゃあないだろ」
「あ、そうだね難しく考えすぎたわ(^_^;・・・昔からそうやって世の中回ってたんだもんね、じゃあ早速『経歴書』書かなきゃいけないから使わせてよ」
「どうぞどうぞ(^^)お前なら楽勝だろ」

そうだと良いんだけど・・・初めて使う機械はやっぱり緊張します。
ふむふむ、グリーンディスプレイか。
無駄を省いたビジネス専用機って感じ。

「うん?ディスプレイの下にフロッピーディスクドライブがあるな・・・じゃあディスプレイと一体型っていうかこれが本体かな・・で、後はキーボードとシリアルドットプリンター。シンプルだなぁ・・・」

スイッチを入れてみた。
カーソルが点灯し・・・点灯したけど??

「あれ(^_^;?これ、動かないんだけど?」
「ん?だってシステムディスク入れてないだろ?」
「システムディスク?」
「これこれ(^^)/■」
みると親父の手に3.5インチフロッピーディスクが・・・「最初にこれでシステムを動かさないと駄目なんだよ。お前のパソコンと同じだろ? 麻雀ゲームやらせてもらうとき、お前テープレコーダーで『ガガ~』ってやってたじゃん。いつも10分ぐらい待たされたっけ」
「え~っつ(^_^; 2000年問題が話題になってるこのご時世に、俺の高校の時のパソコンと比較する?」
「そうとも、お前のパソコンはテープレコーダーだったが、このパソコンは、デスクだから。デスク!すごいだろ」

うやうやしく手渡されたフロッピー。

そっとドライブに入れてみた・・すると(一呼吸置いて)

「システムを読み込んでいます・・・」
「(◎_◎)・・・フロッピーにプログラムの本体が入ってるってこと? ってことは全部で1.44MBのプログラム???漢字はROMなんだな・・・」
「ほ~らもう使えるよ(^^)そのデスクはもういらないから出して」
「ああ、うん・・・ホントだ『システムディスク』って書いてある。あ!!」
「どうした?」
「このディスク、2DDだ(@_@)!ってことは、720KBの容量しかない・・・

「ははは(^O^)、これでみんなやっちゃうからなウチは万能だぞ」

「見積とか、請求書はどうやって作ってるの?」

「枠付きの型がある(^_^)」

「で・・・?」

「単価と数量を打ち込んでおいて」

「(^_-)ふむふむ」

「電卓で計算する」

「検算?(^^;)」

「検算も電卓。」

「ひょっとして、日誌の人工も?」

「電卓」

「あ~そうなんですね~(T_T)ご苦労様です・・・・」

 

そうだったんだ~。今までずっと表計算してると思ってたのに灯台もと暗しとはこのことか..

「すごいだろうちのコンピューターも(^^) でも、最近心配なんだよな・・・」
「何が?」
「このパソコン、ウィルスにやられたりしてないだろうか・・(-_-;)」
いやいやいや!心配ご無用(^_^; ハッカーさんには絶対破られないシステムだから」

「ほうそれは凄いな!(^-^)」

「ある意味凄いわ!ホント・・・買おうよ、絶対に一台本当のパソコン買おう。っていうか、買って下さい(/_;)お願い


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