男のミシン道楽 ミシン購入

東京都府中市の外壁塗装、塗り替え業者、有限会社不二塗装です。
府中市、調布市、立川市、島市など東京多摩地域を中心に塗り替え、リフォーム施工を行っております。こちらは私個人の趣味のお話し、ちょっとした休憩ページですので、塗装関係は他の項目のブログをクリックしてみてくださいね(^^)

さて「ミシンを買う」ことに決め、実際に現物を見ることにしたのはよいですが、ミシンを売っているお店といえば「手芸店」ということになりますね。
手芸店。半世紀近く生きてきましたがまったく近寄ったことのない系列のお店です。
女房も娘もいる私ですが、とんとご縁がなかった。
娘の方は近頃流行の「ハロウィン」の衣装製作のため何度か足を運んだことがあるみたいですが・・

付き合ってくれと頼むわけにも行かないので、重い足を引きずりながら単身乗り込むことに(^_^;
最初に大は小を兼ねるというわけで、いわゆる大手芸店に行ってみたんですが、これが広すぎて訳がわからない。
大きな棚いっぱいに色とりどりの布が巻いたり、畳んだりされた状態でずらーっと並んでいるかと思えば、ビーズ的というか、ネックレスの材料みたいなものがズラズラ~っとぶら下がっていたり・・と、振り返ると今度はプラスチックの棚いっぱいに並んだ糸、糸、糸。ボタン、ボタン、ボタン。ハサミ、アイロン、ヒモ?ゴム?サインペン?

そして、「店内は、全員女性」
(え、そうなの?・・(@_@)そんなことはないだろ?)
よくよくみてみると革のぶら下がってるあたりに(革用品?)一名。なんかちょっとヒッピー(死語)風な男性
明らかに興味なさげに女性の横を歩く「俺は付き添いだ」と顔に書いてありありな彼氏。

ベビーカーを押しながら広めの通路をあてどなくさまよう若きお父さん。
トイレ前のベンチでうつろな目で携帯をいじるおじさま方・・・
「そうか、こういう世界か~(^_^;)なんか目眩がしてきた・・・」
それでも負けてなるものかと奥へと進むと最深部に目的のミシンの群れを発見!
「ホントに群れだな~(*_*)」
そこには各社から発売されているミシンが所狭しと並べられており、更に壁に設えた棚の上にもドン、ドン、ドン。三段もあるじゃありませんか。
もちろん全てが同じ機能とうわけではなく、ロックミシンというもの、刺繍用に力を入れているもの、職業用、あるいは工業用と呼ばれるものもある。
感心するやら、あきれるやらで呆然と眺めていると
「ミシンをお探しですか?(*^_^*)」
とベテラン系女子店員さん。
「え(^_^;)まぁ・・・そうなんですが迷ってて(ここに来て更にだけど)」
「あら~(*^_^*)どなたが使われるんですか?奥様?」
「いやぁ僕が・・・使ってみようかと、あと娘が使うかも」
「あら、あら。そうなんですか(*^_^*)お珍しいけど、そういうお客様ほかにもいらっしゃいますよ」
「(*_*)そうですか。どんなミシンを買っていかれますかね~?」
この時(^_-)キラッ!!と音がした気がした。いやホントです。
「そうですね~(*^_^*)男の方は、すぐにジーンズとか革とか縫いたがるから・・最初から職業用のミシンがよろしいかと思いますよ~。これなら帆布とかも縫えるから」
「いやいや・・・そんな(^^;)それってまっすぐしか縫えないんでしょ?布端の処理とか出来ないと困るんじゃあないですかジグザグに縫えないと」
「それはねぇ(^_^)ジグザグじゃない端の処理の仕方もあるし、いざとなったらこちらのロックミシンで簡単に縫えるから」
(うまいなぁ~商売が・・・しかし!負けてはならない)
「でも予算の問題もあるから最初は二、三万の安いの一台でいいかな~(‘_’)」
「皆さんそうおっしゃるけど、続ける人は必ずこっちをまた買いに来られるんですよ(^^)だったら最初からね・・・男の人はミシンにこだわるから」
「そんなものかな~(-_-;)」
「そうなんですよ。でも、家庭用ミシンだったら・・・このクラスで決まりだと思います(^-^キッパリ)」

愛機 HZL-FQ65

「おお・・・これって一番お高い奴じゃないの?」
「そう。でもこのクラスなら後悔しないし、後から職業用ミシン買っても、ボタンホール用に使えるし。おすすめです(^_^)」
「ですか?(^_^;)」
「はい(^o^)」
「考えさせて下さい・・・(^^;)どうもありがとう」
「お待ちしてます~(^_^)」
ほうほうの体で逃げ帰ったものの、彼女の言葉はかなり勉強になりました。
そして、今にして思えばあの店員さんの主張はかなり的確だったと今では思います。
しかし、万人にあてはまるわけでは当然ありませんし、何を縫うのかは人によりけり。
その他にも何軒かのお店を廻り、ネットでの情報収集を行って、最終的に僕は彼女の指定したクラスの家庭用ミシンを一台買いましたが、彼女のお店からではありませんでした(ゴメンなさいね)けれども・・・この日の予言通り、何台かのミシンを持つ男になったのです(^_^;


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