学校トイレ修繕よもやま話 6

東京都府中市の外壁塗装、塗り替え業者、有限会社不二塗装です。
府中市はもちろん、八王子市、日野市、立川市など東京都多摩地区を中心に塗り替え、リフォーム施工を行っております。

「しかし欠落は止まらず・・・イタチごっこ・・・」

先生は、そうつぶやきながら手近なタイルの一番下に手を伸ばしたかと思うと、一番下のタイルをつまんだ・・・ように見えた。いや、確かにつまんだ。
そしてそのタイルを上に持ち上げると、そのタイル一列がセロテープでつなげられた帯のように持ち上がったのだ。

「ほらほら(^_^;) ビロン~ビロン~」

鈴木先生が手を上下する度に、カチャカチャと音を立て動くタイル。その様子はまるで戦車のキャタピラーのよう。

「タイルで出来た『のれん』ですよ(T_T) これがこのままで許されるんでしょうか・・・
「ウーン(^_^;)私にはなんとも・・・」
「こっちも見積もってもらえませんか?」
「いやいや・・私、ペンキ屋なので(^_^;)無理です」
「タイル屋さんじゃないんでしたっけ(=_=)」
「違います(-_-;)残念ながら」
「(>_<)なんで窓枠のペンキなんですか? タイルの方が重要でしょう!
「いやいや、どこも予算が厳しいみたいですからねぇ・・・」

「予算?ペンキを塗る予算はあるんですよね?」

「さあ・・・どうなんでしょう・・先生(^_-) 大切なことを忘れてます。僕は見積に来たんで、作業に来たわけではありません
「見積だけ?」
「そうそう。まだ、やると決まったわけではないんです(-_-;) お役所仕事ですからね。予算があれば・・なんです。重要度とは別の話」
「予算ですか・・・(^^;)」
「このタイル補修も先生の知らないうちに誰かが見積に来ているかもしれない。そうでないとしても粘り強く訴えていけば、そのうち誰かが見積に来ますよ(=_=)・・・多分」
「そうですか・・・(T_T) 予算」
「・・・がんばってください(-_-)」
「・・・・(/_;) はいありがとうございます」
「では、僕は窓枠の見積をしないといけないので・・・」
「あ!でも!この状態では!」
「残念ですが(-_-)専門外なので」
「でも!でも! 最後にこれだけは聞いてください」
「(^_-)?」
「危険度が少ないって言いますけど!」
「はい・・」
「これがスペースシャトルだったら、燃え尽きてますよ!(>_<)」

あ、今時だとスペースシャトルっていうのは、アメリカ「NASA」の宇宙船で、大気圏再突入の熱を耐えるため耐熱タイルが外殻に貼られていたという歴史をご存じない方も多いかも。

鈴木先生の魂の叫びも、令和の世代には響かない時代となりました・・・


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