新春ウサギ騒動 1

東京都府中市の外壁塗装、塗り替え業者、有限会社不二塗装です。府中市はもちろん、調布市、狛江市、稲城市など東京都多摩地区を中心に塗り替え、リフォーム施工を行っております。
新春の候、毎度格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

年があらたまり卯年となりました。ウサギと言えば思い出す事があります。
今から・・・どれくらい前でしょうか。私が施工管理技能士として現場代理人となった頃だから20年?それくらい昔のお話しになります。
各小学校には校舎以外に屋外施設というものがあります。具体的には屋外プールの付属施設(日除けや見学台、外柵など)。その他にも体育倉庫や物品庫、各種遊具、サッカーやバスケットのゴール。バックネット。正門、朝礼台とか今は少なくなりましたが百葉箱なんていうものもありました。その中でもほぼ全ての学校にあったのが「飼育小屋」です。新年度に向けてこれらの屋外施設四校分を塗り替えるという工事当社で請け負いました。
小学校で飼育されているのは主に鶏、ウサギ、アヒルなど。これらの動物達を施工期間中一時避難させるために移動式の簡易飼育小屋まで役所の指示した設計図で製作、準備した大工事です。
簡易飼育小屋は軽量鉄骨アングル造りで飼育されている動物の種類と数に対応出来るように用意します。もちろん雨が降っても大丈夫なようにコンパネで屋根も作ります。

工事の準備期間には簡易飼育小屋をいくつ作るのか、どの様に振り分けて搬入するのかを知るため各校にリサーチを行いました。
最初の学校事務所に挨拶をした後、飼育小屋を探すと・・・有りました! 校庭の南側。体育倉庫の隣に立派な飼育小屋が。

大きさは幅二間、奥行き一間半。高さも一間半ほど。一間は畳の長辺の長さなので内部の広さは六畳という事になります。もっとも掃除用具入れ県の通路や間仕切りがあるので実際にはもっと狭く感じますがかなり立派な建物です。工事は屋根、木部、鉄部等それぞれ三回塗りを行いますし塗装前にはケレン、清掃を行う必要があるので日数もかかりそうです。
近寄ってみると飼育係なのでしょうか、男の子が一人、小屋の中に入っています。
早速情報収集です。

「こんにちは~(^^)」
「ん?コンニチワ(‘_’)」
「君は飼育・・・『いきもの係』さんかな?」
「うん。そうだよ。ほかにもいるけど(‘_’)」
「僕はペンキ屋、今度この飼育小屋のペンキ塗り替えることになったから偵察に来たんだ(^_^)」
「ふーん・・・僕は掃除してるんだ今(=_=) サッサ、サッサ
「ご苦労様。(^^)・・・ここにはトリはいないの?鶏」
「いないよ。ウサギだけ(=_=) サッサカ、サ
「そうなんだ・・・するとここにいる(^_-)一、二・・・三匹かな?」
「もっといるよ(-_-) それにウサギは三羽っていうんだよ。オジサン」
「あら(^^;) 失礼・・・そうだったね。じゃあ何匹?」
「四十八羽(^^)だよ。羽、わ」
「(@_@)え?四十八?・・?どこに?いないじゃん!」
「あそこだよ(^_^)あの穴の中」
「え~本当(*_*)? なんで?何も見えないよ」
「オジサンは何にも知らないんだなぁ(^o^)」

「すみません^^;」

「ウサギはね、土の中にトンネル掘って巣を作るんだ。あれは入口。この下に巣があるんだよ。ふふふ(^-^)」

いわれてみると飼育小屋の土間にいくつも穴があいています。これも全部「ウサギの巣」って事(?_?)

「数えたの?」
「うん(^o^) みんなで数えたんだよ。名前も付けた」
「エ~ッ!エサは(^^;)?エサがないと無理でしょ?そんなに飼えないだろ~」
「近所の八百屋さんが毎日『野菜くず』持って来てくれるんだ(^o^) 豆腐屋さんは『おから』持ってきてくれるよ♪」
「なるほど~(^_^;) 増えるわけだ」

まずは・・・仮設飼育小屋全部投入だな。このウサギ牧場に・・・足りなかったら用具室と体育倉庫にも架設の囲いを作らせてもらおうかな・・・ウ~ン。


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