学校トイレ修繕よもやま話 1

東京都府中市の外壁塗装、塗り替え業者、有限会社不二塗装です。
府中市はもちろん、八王子市、拝島市、狛江市など東京都多摩地区を中心に塗り替え、リフォーム施工を行っております。

近頃ゲリラ雷雨による漏水が度々ニュースになります。
短時間に大量に降る雨は怖いですよね。

普段から定期的な屋上排水口、雨樋の点検と清掃は心がけたいものです。
昨今の異常気象とは異なりますが、秋になると台風一過の翌日に事務所の電話が鳴って小学校、中学校から雨漏り修繕の依頼が入ります。
『学校が雨漏りする』って由々しき事態に聞こえますが、実際のところどこの自治体も予算不足なのは共通。
小学校、中学校、保育所・・・数が多くなればなるほど全てをまんべんなく計画的に修繕していかなければならないわけで『台風のような大雨の際のみ』に雨漏りがする場所は部分的に対処して、大規模修繕の順番を待つ事になります。
雨漏りの規模もですが、場所によっても早急に対処する箇所と、後回しにされがちな場所が有ります。
少し前ですと、素早い対応が必要な場所の一例としてあげられていたのが『パソコンルーム』。
一時期に比べるとタブレット、スマホ全盛の世の中なのでパソコンに対しての取り扱いも教育現場では変わってきたかと思いますが、私がよく呼ばれて緊急工事扱いとなっていたのは、こういった雨に弱い設備がある部屋の雨漏りが多かったです。
当時どの様な使われ方をされていたのか詳細はわかりませんが、数十台のパソコンが並べられていて簡単な操作や活用法を実体験できるようになっていたようですね。
確かにここに雨漏りが起き高額な電子機器が濡れてしまえば、大損害となるのは明らかなので優先されるのは理解出来ますよね。

大切な書類や本が集められている図書室。
それからもちろん子供達が日々授業時間を過ごす教室内も最優先。
廊下だとちょっと後回しにされ、特別教室が多い別棟の廊下は通行の頻度が少ないからさらに優先度が低くなっていくようでした。
廊下においても外に面した壁などは天井に比べると与える影響が少ないので、クラックから染み出すタイプの雨漏りはかなり後回し・・

外壁が原因の場合はその時の風向きによって雨漏りの強弱が変わるからという事もあります。
同様に学校内で利用頻度の少ない場所にあるトイレなどは、もっとも最後に回されていく傾向があります。
ある激しい雨の日、一本の電話がかかってきました。

「やっと予算の目処が付いたんです。トイレの雨漏り修理の見積もりしてもらえませんか?」
「トイレの雨漏りですか? どんな感じなんでしょう? 何箇所かあるんでしょうか」
「それを説明するのはちょっとたいへんなので(^^;) 実際にみていただいた方が早いのではないかとお電話を差し上げました」
「うーん(^_-) そうですか・・(かなりひどいのかな?)わかりました。実際の御見積は屋上を詳しく調べないといけないので晴れの日まで待ってもらうことになるかと思いますが、現地調査ということで寄らせていただきますね」
「よろしくお願いいたします(=_=)」

他の現場は雨天休業。さっそく見積にうかがうことになりました。


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